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遠方からの参列者の交通費は参列者が負担するのが一般的
葬式の参列者の交通費は、参列者本人が負担するのが一般的なマナーです。これは、近隣の方でも遠方から来ていただいた方でも変わりません。
「参列者の交通費をこちらが負担するべきか?」と悩んだ方のなかには、結婚式などで参列者に包む「お車代」のことが頭に浮かんだ方も多いのではないでしょうか。
葬式の参列者は、お悔やみの気持ちを伝えるために、自主的に参列することを決めて赴いています。その点で「ぜひ来てください!」と招待して、参列してもらう結婚式などとは性質が異なるのです。
そのため、葬式に参列した際に交通費を渡されなかったからといって、気を悪くする方はまずいないでしょう。
とはいえ、遠方からの参列者に交通費を出すのがマナー違反ということはなく、ケース・バイ・ケースです。親族同士の過去のやり取りはどうだったか、先方の葬式に参列したときにはどうだったかなど、相手との関係性も踏まえて判断するとよいでしょう。
また、地域性がある場合もあるため、近隣の方や葬儀社などに確認してみるのも手です。
宿泊費も参列者負担が一般的。宿の手配をする気配りを
宿泊が必要な場合の宿泊費についても、参列者自身が負担するのが一般的なマナーです。ただし、遠方に住んでいて現地の地理や宿泊施設事情に明るくない方が、宿の手配で戸惑わなくて済むように、喪主側が宿泊先を手配してあげると親切です。
その場合は「余計なお世話」とならないよう、参列者と事前に打ち合わせたうえで準備しましょう。喪主側が予約のみ済ませておいて、参列者が宿に支払いできるようにしておくとスマートです。