来月から大学生になる子どもが一人暮らしをします。家電を買い揃えるための予算は「10万円」だと足りませんか?
一人暮らしを始めるにあたり、初期費用がいくらかかるのか不安に思う方は多いでしょう。主な初期費用には、アパートを借りる際の敷金や礼金、引っ越し費用、家具や家電の購入費などがあります。   そこで本記事では、一人暮らしを始める際にかかる費用について解説します。家電を安く購入するポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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一人暮らしの費用はどれくらい?

まずは一人暮らしの費用について、最初にかかる初期費用と1ヶ月の消費支出の目安を解説します。
 

一人暮らしの初期費用

一人暮らしの初期費用は、アパートを借りるための費用や家具・家電の購入費、引っ越し費用などがあります。
 
株式会社日本政策金融公庫が公表する「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」に、自宅外通学を始めるための平均費用が記載されています。この資料によると、アパートの敷金や家財道具の購入費などで、入学者1人当たり平均38万7000円かかるとされています。
 
一般的な目安として、敷金と礼金は「家賃の0~2ヶ月分」が相場とされているようです。また、家具・家電の購入についての費用目安は、必要なものをすべて新しく買いそろえる場合には20万円程度かかる可能性があると考えられます。
 
もちろん、それぞれのグレードによって価格は異なるため、あくまで目安としてとらえましょう。
 
また、上記の約38万円の費用のほかに、引っ越し費用も用意しなければなりません。引っ越し費用は、荷物の量や移動距離が大きく影響します。さらに、3月4月は需要が増えるため通常よりも割高になるケースも少なくありません。
 
引っ越し費用をおさえるには、自身でレンタカーを借りたり、知人に手伝ってもらったりする工夫が必要でしょう。運べるものは自分で運び、大きいものだけを引っ越し業者に依頼するのもひとつの方法です。
 

単身世帯における1ヶ月の消費支出の目安