先日レストランで「クレジットカードでの支払いは10%の手数料がかかる」と言われました…今まで聞いたことがなかったのですが、これって普通ですか?
買い物や食事などの支払いで、クレジットカードの手数料を請求されたことがある方もいるのではないでしょうか。分割やリボ払いで手数料がかかることを知っている方はいるでしょうが、通常の買い物で手数料が発生すると聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。   そこで今回は、通常のクレジットカードの支払いで手数料がかかるのかについてご紹介します。

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クレジットカードの手数料、消費者が支払う場合

消費者側がクレジットカードの手数料を支払うケースは以下の通りです。

●リボ払いや分割払い
●キャッシングやカードローンを利用した場合
●海外でクレジットカードを利用した場合

手数料の金額や設定は、カード会社や種類によって異なります。例えば、分割払いでも2回までは無料など、手数料が発生するケースとしないケースも考えられるでしょう。
 
分割払いやリボ払いの手数料は12~15%程度だといわれています。また、クレジットカードの支払いが遅延した場合も、遅延損害金という手数料が発生する場合があります。
 
分割払いや海外でクレジットカードを使わない方は、手数料が発生するケースは少ないかもしれません。
 

通常の買い物でクレジットカードの手数料は請求される?

一般的に、通常の買い物でクレジットカードの手数料が請求されることはありません。というのも、多くのカード会社がカード利用者に追加料金を請求する行為などを制限しているためです。
 
独立行政法人国民生活センターによると、店舗側が消費者にクレジットカードの手数料を負担させることは、加盟店規約違反になる可能性があるようです。
 
例えば、株式会社ジェーシービー(JCB)では、加盟店との契約で手数料の上乗せ行為を禁止しています。具体的な処罰に関しては明記されていませんが、違反が確認された場合は指導も行われているようです。
 
手数料を消費者に支払わせていることが発覚した場合、店舗側は加盟店から除外されるケースもあるでしょう。とはいえ、あくまでもクレジットカード会社の規約として設けられているルールであり、法律上は違法ではありません。
 

お店側からクレジットカード手数料を請求された場合の対処法