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確定申告とは?
確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間の収入をまとめて税金を自分で計算をして、申告する手続きのことです。
例年2月16日から3月15日までの期間に、税務署に作成した確定申告書を提出します。
パートやアルバイトの収入は給与所得とみなされ、収入に応じて所得税が発生します。所得税は、雇用主から12月の給与が支払われるタイミングで、年末調整によって過不足を調整するのが一般的です。
しかし、パートやアルバイトが年末調整の対象となっていない場合には、自身で確定申告をして、所得税の精算をする必要があります。
確定申告が必要な人
結論からお伝えすると、確定申告が必要な人は収入が103万円を超える人、もしくは報酬のみの場合は、48万円を超える人が対象になります。つまり、年収が103万円以下であれば所得税がかからないため、確定申告は不要です。
また、給与以外で出来高制の報酬収入がある場合には、1年間の報酬が48万円以内であれば、確定申告は必要ありません。例えば、業務委託で仕事を請け負っているケースや、YouTube、デリバリーサービスなどが該当します。
今回のようにバイトで月5万円を稼いでいる場合、1年間の収入は5万円×12ヶ月=60万円であるため、103万円以内に収まります。したがって、確定申告をする必要はありません。
ただし、年収103万円以下の人であっても、勤務先が2カ所以上ある場合や、パートやアルバイト以外に副業をしている場合には注意が必要です。
複数の勤務先で働いているケースにおいて年末調整を受けない勤務先があり、そこでの給与収入額が20万円を超える場合には、確定申告が必要となります。
また、先述した給与以外で出来高制の収入がある場合は、1年間の報酬収入が48万円を超えれば、確定申告が必要です。