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理容師と美容師の違いとは?
理容師と美容師には、それぞれ対応できる仕事内容に違いがあります。適用される法律も異なるため、それぞれの違いを見ていきましょう。
理容師の仕事内容
理容師は、理容師免許を持っていることで行える仕事です。理容師法では「頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること」が仕事内容として定められており、カットや顔そりなどを業務として行えます。
しかし、理容師にはメイクやヘアセットなどが認められていません。メイクやヘアセットができるのは、美容師だけなのです。
なお、厚生労働省「理容師・美容師制度の概要等について」によると、理容師になるには理容実習810時間以上を含む、合計2010時間以上の講習が必要です。養成施設については、昼間課程・夜間課程の場合は2年、通信課程の場合は3年かかる点も覚えておきましょう。
美容師の仕事内容
美容師の仕事内容は、おもにパーマやカット、メイク、ヘアセットなどが挙げられます。美容師法では「パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」が美容の内容として定められており、これらに付随する仕事をすることが可能だとされているようです。なお、理容師との大きな違いは、顔そりができない点です。
美容師になる方法は、基本的に理容師と大きく変わりません。厚生労働省「理容師・美容師制度の概要等について」によれば、810時間以上の実習を含む、合計2010時間以上の講習が必要とされていますが、実習内容が「美容実習」になる点は違いの1つです。なお、昼間課程・夜間課程の場合は2年、通信課程の場合に3年かかる点は理容師と変わりません。