共働きでご飯はいつも「早炊き」です。「普通」に炊くのと比べて電気代は上がるのでしょうか?
短時間でご飯が炊ける「早炊き」は炊飯器の便利な機能の一つです。忙しい時や急に白米が必要になった際に早炊きを日々活用しているという人も多いでしょう。   そこで気になるのは、炊飯器の「普通炊き」と「早炊き」でどれくらい電気代が違うのかということです。また、普段から「早炊き」を利用している人でも、「普通炊き」との味の違いがあるのか気になるという人もいるかもしれません。   本記事では、普通にご飯を炊いた場合と早炊きした場合の電気代を比較します。早炊き機能を使っておいしくご飯を炊くコツもご紹介しますので、普段からよく早炊きを利用している人はぜひ参考にしてください。

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「早炊き」でご飯を炊くと電気代は高くなるのか?

「早炊き」でご飯を炊いた場合でも「普通炊き」と比べて電気代はそれほど大きく上がらないようです。一般的な炊飯器では次の工程でご飯を炊いています。

●吸水:芯まで吸水させる
●沸騰:ムラなく一気に加熱して炊き上げる
●蒸らし:お米の水分を飛ばす

「早炊き」でご飯を炊くと「吸水」と「蒸らし」を短くすることで炊飯にかかる時間を短縮しているようです。「吸水」と「蒸らし」どちらもそれほど多くの電力は消費しておらず、最も電力を使用する「沸騰」は「普通炊き」と「早炊き」どちらでも同様に行われているため、電気代はそれほど大きく変わらないというわけです。
 
参考までに、炊飯器で普通にご飯を炊く際にかかる電気代を見ていきます。一般的な炊飯器の「普通炊き」には45分~60分程度かかるようです。
 
電気代を求める計算式である「消費電力(キロワットアワー)×使用時間×電気代単価(円/キロワットアワー)」に次の条件を当てはめて計算します。

●消費電力:219ワットアワー
●炊飯時間:60分
●電気代単価:31円/キロワットアワー