ゴキブリや蚊、小バエ、クモなどは地面に近い場所に集まりやすく、1階であればこれらの虫が発生しやすいことが挙げられます。そのため、1階の物件には網戸を設置するだけでなく、虫よけスプレーや殺虫剤の使用が欠かせません。
 
また、24時間換気システムのある物件では、換気口周辺の掃除をこまめに行い、室外機周辺を清潔に保つことが虫発生の予防につながります。一方、庭がある物件では、雑草を放置すると虫を引き寄せる原因となるため、手入れを定期的に行うことが必要です。
 

日当たりがよくない傾向がある

1階の部屋は、上層階と比べて日当たりが悪くなりやすい傾向があります。周囲に高い建物や大きな木があると日光が部屋に届きにくくなり、結果として部屋が暗くなります。それが原因で洗濯物が乾きにくくなったり、湿気が高くなりカビが生えやすくなったりするなどの問題が生じるでしょう。
 

上階の音がうるさい可能性がある

1階の部屋に住む人にとって、上階の騒音はよく見られる問題です。特に、足音や生活音が響いてストレスとなることがあります。対策としては、まず管理会社や大家さんに相談することが推奨されます。また、自分でできる防音対策として、防音シートやイヤーマフの使用も有効です。
 

賃貸物件の1階を選ぶ際のポイント

賃貸物件の1階を選ぶ際には、ポイントを押さえておくことで安心して暮らせる住まいを見つけられます。ここでは、賃貸の1階を選ぶ際に確認すべきポイントを紹介します。
 

治安のよいエリアから探す

1階の物件を選ぶ際には、防犯面を考慮して治安のよいエリアを選びましょう。治安を調べる方法の一つが、警視庁が提供する「犯罪情報マップ」です。地域ごとの犯罪発生状況や、犯罪の予兆が確認でき、比較的安全なエリアを判断できる材料になります。
 
侵入窃盗や付きまといなどの犯罪が多発するエリアでは、1階に住む際に不安が大きくなります。犯罪件数が少なく治安が良好な地域を選べば、安心度は高まるでしょう。
 

飲食店や畑などから離れている場所から探す