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キャッシュレス決済を導入するお店の負担は?
キャッシュレス決済を導入するお店が負担するコストは、大きく2つ、初期費用と月々の運用費用に分けられます。
初期費用は決済端末の購入や導入にかかる工賃などで、一般的な相場は数万円です。決して小さな負担ではありませんが、一度支払えば終わるため、全体のコストとしては軽微といえます。
店舗にとって本当に負担が大きいのは、毎月発生する運用費用です。決済端末がレンタルの場合は利用料がかかり、売上を受け取る際の振り込み手数料が発生します。そして、それ以上に大きいのは決済手数料で、一般的に約3%に設定されていることが多いようです。
例えば、100万円の売上で3万円、500万円の売上で15万円といった具合で、キャッシュレス決済のコストの大部分は、この決済手数料が占めているのです。
経済産業省の推計によると、2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%となっています。売上の約4割がキャッシュレス決済であり、決済手数料が3%のお店を考えると、売上全体の約1.2%を決済手数料として支払っている計算になるのです。
このため、キャッシュレス決済を導入せず現金払いのみとし、コストを抑えた分を価格に反映させるならば、1%程度の値引きを実現できる余地が生まれます。