友人からBMWを「100万円」でもらえることに。車代は安くなりますが、今後の「維持費」はかなりかかるでしょうか?
知人や友人から車を譲り受けたことがある方もいるでしょう。車は新しく買おうとすると高い車種もあるため、欲しい車種を安値で受け取れるのは一見すると費用負担が軽く感じます。   しかし、車には維持費もかかるため、実際に車を譲り受ける前に、費用がどれくらいかかるか計算しておくといいでしょう。今回は、BMWの維持費の目安や、維持費をおさえる方法などについてご紹介します。

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BMWの維持費はどれくらい?

ソニー損害保険株式会社が2024年に18~59歳の男女に対して実施した「全国カーライフ実態調査」によると、BMWも属する「SUV・クロカン」の維持費は平均で1ヶ月1万6000円でした。年換算で19万2000円です。
 
同調査によると、自動車の平均維持費は1ヶ月1万3900円、年換算で16万6800円なので、BMWの維持費はほかの自動車よりも2万5200円高くなる可能性があります。また、過去4年間の平均維持費は増加傾向にあるため、今後はさらに維持費が増す可能性もあるでしょう。
 
また、調査では税金やローン返済なしの維持費ですが、別の会社では税金なども含めるとBMWの維持費は年間30万円以上かかるとしているケースもあるようです。
 
もし車を受け取ると決まったときに維持費が気になるなら、一度維持費を簡単に計算するといいでしょう。譲り受けるときの費用はそのとき限りですが、維持費は継続してかかる費用であり、場合によっては家計を圧迫する可能性があります。
 

できるだけ維持費をおさえる方法はある?

車の維持費は、基本的に以下の項目で成り立っています。

●各保険料
●ガソリン代
●自動車税
●メンテナンス代

できるだけ維持費をおさえるためには、まず自動車保険の内容を見直しましょう。自動車保険には必ず加入しなければならない自賠責保険のほかに、任意保険にも加入できます。任意保険にはさまざまな種類がありますが、対人・対物賠償保険や人身傷害保険は、事故を起こしたときに備えて入っておいた方がいいでしょう。
 
そのほかの車両保険や搭乗者傷害保険は、必要なものを選び、不要なものは外すと保険料を安くできます。例えば、車はほぼ一人でしか乗らない方にとって、搭乗者傷害保険は使わない可能性があるでしょう。また、各自動車保険会社が提供する特約も、内容を精査して必要な項目のみにしておくと、費用が安くなります。
 
さらに、駐車場を借りる場合はできるだけ安いところにするのもポイントです。徒歩圏内はできるだけ車を使わないようにすると、ガソリン代も節約できます。
 

車を譲り受けるときの注意点