通勤時間の長い私は「容量無制限」のスマホを使っています。今度の職場は在宅勤務がメインになるため「ギガ」の少ない「格安SIM」に乗り換えを検討しているのですが、いくらくらいの節約になりそうですか?
NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年1月に実施した調査によると、携帯電話所有者のうちスマートフォン比率が「97%」に達しており、調査対象のすべての世代において「9割以上」がスマートフォンを1台以上持っている状況となっています。   スマートフォン(以下:スマホ)は、今や日常生活に欠かせないツールのひとつです。しかし、スマホユーザーが気になるのは、月々の利用料金ではないでしょうか。スマホの利用料金は、契約している携帯電話会社によって大きく変わるようです。   当記事では、格安SIMと大手キャリアの違い、乗り換えによる節約効果について詳しく解説します。

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そもそも「格安SIM」とは? なぜ「大手キャリア」より安い?

総務省によると、「格安SIM(格安スマホ)」とは「大手キャリア」のネットワークを借りて携帯電話サービスを提供する事業者のサービスを指すようです。
 
大手キャリア(MNO:Mobile Network Operator)は、自社で通信設備を運営しているため、設備維持費がかかります。一方、格安SIMの事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)は、大手キャリアの回線を借りることで設備費用を抑え、その分料金を安く提供できるのがメリットです。
 
ただし、お昼や夕方の混雑時に通信速度が遅くなる可能性があることや、実店舗が少なくサポートもオンライン中心になることが多いなどのデメリットもあります。
 

「大手キャリア」の容量無制限プランは「月額7500円前後」

各キャリアによって若干の違いがありますが、大手キャリアのデータ容量無制限プランの月額料金は「約7500円前後」となっています。例えば、大手キャリアのデータ容量無制限プランをまとめると、月額料金は表1のような結果となりました。
 
表1

データ容量無制限プランの月額基本料金(税込み)
大手キャリアA社 7315円
大手キャリアB社 7458円
大手キャリアC社 7425円