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2025年3月ダイヤ改正で「のぞみ」の指定席が拡大
東海道・山陽新幹線を運行する東海旅客鉄道株式会社(JR東海)・西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は2024年12月、2025年3月15日のダイヤ改正で「のぞみ」の普通車指定席を拡大すると発表しました。
具体的には、従来1号車から3号車の3両が自由席だったところ、新たに3号車を自由席から指定席に変更するそうです。今回の改正で、「のぞみ」の自由席は実質的に3両から2両に減少することになります。
指定席拡大(自由席減少)の背景
「のぞみ」は現在、お盆・年末年始・ゴールデンウィークのような利用が集中する大型連休には、自由席を設定せず全席指定席で運行しています。
そもそも、「のぞみ」は1992年の運行開始時には全車指定席として運行がスタートしました。やがて、列車指定なしで気軽に利用できるようにするため、2003年10月の品川駅開業時に自由席が初めて設定され、現在に至っています。
しかし、2003年当時と現在では状況が変わり、長距離移動も多い「のぞみ」は自由席よりも指定席の方が平均乗車率も高く、着席ニーズが高まっているようです。ただし、通年での全席指定化については依然未定であり、今後の動向に注目が集まりそうです。