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「国立」「公立」「私立」別の、小学校~大学の平均的な学費
子どもにかかる学費は進学先によって異なります。文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」および「国公私立大学の授業料等の推移」によると、小学校から大学までの1年間あたりの平均的な学習費は表1の通りです。
なお、本来「国立」は小学校や中学校などもありますが、授業料や入学料がかからないため、大学のみの記載です。
表1
公立 | 私立 | 国立 | |
---|---|---|---|
小学校 | 33万6265円 | 182万8112円 | – |
中学校 | 54万2475円 | 156万359円 | – |
高校 | 59万7752円 | 103万283円 | – |
大学 | 91万562円 | 120万11円 | 81万7800円 |
※文部科学省「令和5年度子供の学習費調査の結果を公表します」「国公私立大学の授業料等の推移」を基に筆者作成
※大学は「入学金+授業料」の金額を記載
例えば、小学校6年間の学費を比較した場合、公立と私立では約900万円の差があります。また、仮に小学校から大学まで私立に行った場合、16年間でかかる費用は約2350万円です。一方で、小学校から大学まで公立に行った場合の学費は約900万円です。
そのため、公立か私立かで最大1450万円ほど学費が違う可能性があります。学校によって特色や強みがあるため、学習の面でも金額的な面でも、進学先選びは重要になるでしょう。