
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
NISAはいつでも解約できる
NISAは、いつでも解約ができる柔軟な制度です。解約とは、売却と廃止の2つの意味を持っています。保有している投資信託を手放すことを売却、口座そのものを解約することを廃止といいます。
解約の手続きでは、全体を売却する全解約と、一部を売却する部分解約があり、どちらも自由に行うことが可能です。全解約をしても基本的に口座や毎月の積立設定は残るため、必要に応じて資金確保ができます。急な支出が生じた際や、積立額が家計の負担となっている場合は、全解約や部分解約によって手元に現金を用意できるでしょう。
ただし、口座を解約したい場合や、ほかの金融機関に移行したい場合は、別途「口座解約=廃止」の手続きが必要です。NISAは長期的な運用を前提とした制度のため、口座廃止はあまりおすすめできません。
NISAを解約する際の流れ
NISAを解約して現金化するためには、運用中の投資信託を売却しなければなりません。売却手続きが完了したら、出金先の指定口座への振り込み手続きが行われます。一般的には、売却手続きから入金まで4~8営業日程度かかるとされています。土日を挟む場合は、さらに時間がかかる可能性もあるでしょう。
入金が完了した後は、指定した金融機関の口座から現金を引き出せます。運用中の100万円を引き出したいという人は、以上の流れに沿って手続きを進めましょう。