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口をつけたペットボトル飲料では菌が繁殖していることもある
宇都宮市衛生環境試験所では、ペットボトル飲料に口をつけて飲んだ後、温かい場所に最大48時間まで放置して菌がどれくらい増殖するかを調べました。ミルクコーヒー、麦茶、スポーツドリンク、果汁100%オレンジジュース、緑茶の5種類を使用しての実験です。
結果として、ミルクコーヒーのように栄養分が豊富な飲料では、細菌が急激に増えることが分かりました。一方、スポーツ飲料や果汁100%オレンジジュースでは、菌の増殖はほとんど見られませんでした。
実験の結果からは、口をつけて飲んだペットボトル飲料を放置すると、時間が経つにつれて細菌が増える可能性はあり、特に糖分を多く含む飲料では注意が必要な傾向があることが分かりました。
菌の繁殖だけではない/高カロリー飲料の摂取が心血管疾患のリスクを高める
果糖やブドウ糖などを含む甘い飲み物を毎日飲むと、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなる可能性があります。
ジュースやコーラなどの高カロリー飲料を毎日飲む人は、飲まない人に比べて心血管疾患のリスクが約20%高く、1杯以上飲む人は、脳卒中などのリスクも増加するといわれています。
果汁入り飲み物は健康的と思われることもありますが、実際は果糖が多く含まれており、心血管疾患のリスクが42%高くなることも分かっているようです。また、コーラやサイダーなどの炭酸飲料についても、心血管疾患のリスクを23%増加させていました。