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待機電力とは
待機電力とは、コンセントに挿し込んだままの家電が、使用していない間にも消費する電力のことです。電源を切っていても電気代がかかる原因は、この待機電力にあるといわれています。
家電製品が待機電力を消費する理由は、電源をすぐに入れられるようスタンバイ状態を維持しているためです。また、一部の家電はデータ保存や時計表示といった機能を維持するためにも電力を使っています。
このように、多くの家電は電源が切れている状態でも少量の電力を消費し続けていることが知られていますが、普段はあまり意識されていないことが多いようです。
待機電力の消費が特に多い家電
資源エネルギー庁の調査によれば、待機電力の消費が特に多い家電には以下のものがあります。
・ガス温水器
・テレビ
・冷暖房兼用エアコン
・電話機
・BD・HDD・DVDレコーダー
・温水洗浄便座
・パソコン
・ルーターやモデムなどのネットワーク機器
・電子レンジやオーブンレンジ
・インターホン
これらの家電の使用や接続方法を見直すことで、待機電力を減らし、無駄な電力消費を抑えられる可能性があります。
コンセントを挿しっぱなしにすることによる電気代
資源エネルギー庁の調査によると、家庭で消費される年間電気代の約5.1%が、コンセントを挿しっぱなしにすることによる待機電力の消費によるものだとされています。
一世帯あたりの年間電気使用量が3911kWhである場合、そのうち約199kWhが待機電力に該当します。これを電力料金の目安単価である1kWhあたり31円で計算すると、待機電力による年間電気代は約6169円です。