「平均年収」を超えていたらお金持ち? 年収「500万円」で余裕のある暮らしはできるの? 生活レベルをシミュレーション
「余裕のある暮らし」とは、どのようなことを言うのでしょうか。その物差しのひとつとなるのが「年収」です。仮に平均年収を超えていれば、「平均以上」の暮らしができ、「お金持ち」に分類されるのでしょうか。仮に年収が平均以上の500万円あれば、東京都の23区内に住んでいても、余裕のある暮らしができるのか気になるところです。   本記事では平均年収とその手取り、また年収500万円の一人暮らしの人が生活をした場合、どのくらい生活費が必要なのかについて詳しくみていきます。

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平均年収はいくら?

年収とは、1月1日から12月31日までの1年の間に会社から支給される総支給額のことをいい、所得税や住民税といった各種税金、また社会保険料などを差し引く前の金額をさします。
 
2023年の国税庁の調査によると、民間の給与所得者の平均給与は460万円となっており、男性の平均は569万円、女性の平均は316万円であると発表されています。また、男性では年間の給与額が「400万円から500万円以下」である人が最も多く全体の17.5%である、504万人となっています。
 

年収500万円の毎月の手取りは?

「手取り」とは、実際に給与所得者が受け取ることのできる金額のことです。年収から各種税金、社会保険料等が引かれますが、これらの税率や保険料率、家族構成によって引かれる額は変わります。一般的に手取りの目安は年収の75~85%と言われており、年収500万円の会社員であれば、手取りは約375万~425万円となるのです。
 
今回はこの平均値である400万円を年収500万円の人の平均手取り額としましょう。この場合、ボーナスが年に2回、合計で4ヶ月分支給されたと仮定すると、毎月の手取り額は25万円となります。
 

単身世帯の支出は?