お昼代が「600円」なので、平日は「ラーメン」「牛丼」ばかり! 先日“血糖値”を指摘されたのですが、どうすればいいでしょうか…?
お店での提供スピードが速く客の回転率も良いために、昼食にラーメンや牛丼を選ぶ人もいるでしょう。大手外食チェーンなどで比較的安く食べられて、かつ満腹感も得られるので、お昼代の節約にも向いているかもしれません。   しかし、高糖質な食事を続けると血糖値が上がってしまう可能性が高くなります。健康のためにも野菜を食べたいけれど、お昼代の予算を超えてしまうと悩む人もいるでしょう。   本記事では、いつもの昼食を続けながら血糖値上昇を防げるひと工夫を紹介します。

▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?

なぜ血糖値が上がるのか

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度を指し、ご飯や麺類、果物などに含まれる糖質(炭水化物)を摂取すると上昇します。すい臓から分泌されるインスリンの働きによって、血液中のブドウ糖は細胞に取り込まれ、エネルギー源となります。
 
空腹の状態で糖質の多いものを食べると、体内の血糖値は急激に上昇し、インスリンが過剰に分泌されてしまいます。こうした食生活を続けると高血糖状態となり、血管の詰まりや糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性があります。
 
ラーメンや牛丼は、麺類・お米といった炭水化物がメインの食事です。お昼の空腹時に野菜などの食物繊維を取らず、一気に炭水化物を食べる生活を続けると、血糖値の上昇を引き起こします。
 
昼食を600円に抑えて外食先を選ぶと、一品で満腹感を得られるラーメンや牛丼などに偏りがちになります。例えば、チェーン店ではラーメン一杯で約550円、牛丼一杯で約500円で注文できる場合もありますが、追加で野菜や海藻類、豆類といった炭水化物以外の副菜を頼む余裕はなくなってしまいます。
 

血糖値上昇を和らげるひと工夫

お昼代の予算内では、サラダ一皿を追加するのが厳しい状況の人もいます。そこで、お金をかけずに血糖値の上昇を和らげるひと工夫を紹介します。
 

朝食を抜かない