
▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
グランクラスとは?
グランクラスは、JR東日本が提供する新幹線の最上級車両です。東北・北海道新幹線(E5系・H5系)、北陸新幹線(E7系・W7系)、上越新幹線(E7系)でサービスを提供しており、特別な座席とサービスで快適な移動が楽しめます。
グランクラスには、飲料と軽食サービスのあるタイプと、飲料・軽食が提供されないタイプがありますが、グランクラスの魅力全てを味わいたいのであれば、グランクラス(飲料・軽食あり)を選びたいところです。
東北新幹線では「はやぶさ」はグランクラス(飲料・軽食あり)(ただし一部例外あり)、「なすの」「はやて」「やまびこ」はグランクラス(飲料・軽食なし)といった具合に、列車の種別で決まります。
料金ですが、例えば、東京から新青森間のグリーン車料金は2万3340円ですが、グランクラス(飲料・軽食あり)は2万8580円です。わずか5240円の差でワンランク上の体験ができます。なお、グリーン車とグランクラスの差額は乗車区間によって異なるため、事前に確認が必要です。
グランクラスとグリーン車の3つの違い
では、グランクラスとグリーン車のサービスや設備にはどれほどの違いがあるのでしょうか? 3つの違いを見ていきましょう。
グランクラスは最上級のシートを搭載
グランクラスとグリーン車では、座席の配置と広さに大きな違いがあります。通常の新幹線座席は横5列(3列+2列)となっているところ、グリーン車は横4列(2列+2列)でゆったりできるのは多くの人が知るところでしょう。しかし、グランクラスは横3列(2列+1列)となっており、さらにゆったりとした空間が確保されています。
シート前後の幅もグリーン車より広くなっており、足を伸ばしてリラックスできることも特徴です。
座席の設計もこだわり抜かれています。人間工学に基づき設計された座席は、どんな姿勢でも体全体をバランスよくサポートします。コントロールパネルの操作1つで、背もたれ、座面、レッグレスト、フットレストが連動し、最大45度までリクライニングします。
デスクライトや2段階に大きさを調整できるテーブルも搭載しており、移動中の仕事も快適にこなせます。
グリーン車のシートも普通車に比べれば快適に設計されていますが、グランクラスには到底かなわないというのが正直なところです。