休職、失業、被災などは誰にでも起こり得ます。このような場面でもできるだけ借金せずにすむよう、計画的な貯蓄に慣れてきたら、ライフイベント資金作りのほかに、いざというときに備える資金作りも目標にしましょう。生活費の半年分程度の額を常にキープできればひとまず安心です。
 

まとめ

31歳の会社員で年収430万円はおおむね平均的であるが、貯蓄額80万円は平均よりも少なく、ちょっと心配といえるでしょう。長期の休みなどじっくり計画できる時期を利用して、何にいくら使っているかを可視化し、具体的な貯蓄目標を立ててみてはいかがでしょうか。
 

出典

国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査
 
執筆者:福嶋淳裕
日本証券アナリスト協会認定アナリスト CMA、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 CFP(R)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本商工会議所認定 1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)

【関連記事】

  • 年収400万円と年収800万円、手取りはそれぞれいくら?
  • 年収800万は「超富裕層」!? 年収500万から「高年収」と考えていいって本当?
  • 定年退職の時点で「貯蓄4000万」の世帯は全国にどのくらいいる?