実家で「石油ストーブ」を使う高齢の両親。万一が心配なので「オイルヒーター」を贈りたいけど、費用はどれだけ変わる? メリット・デメリットもあわせて解説
高齢の家族が石油ストーブを使用していると、火災や一酸化炭素中毒のリスクが懸念される場合があります。そのため、安全面を考慮してオイルヒーターへの切り替えを検討している人もいるのではないでしょうか。   本記事では、石油ストーブとオイルヒーターの費用の差や、それぞれのメリット、デメリットを解説します。

▼「オイルヒーター」は暖かいけど、電気代が大変なことに! 1ヶ月でいくらかかるの?

石油ストーブ・オイルヒーターの費用を比較

石油ストーブからオイルヒーターに買い換える際に気になるのが、費用の違いではないでしょうか。ここでは、それぞれの1時間あたりの費用を比較し、どちらが経済的なのかを見ていきます。
 

石油ストーブの1日あたりの費用

石油ストーブの1日あたりの費用は、灯油の消費量と使用時間、価格によって決まります。1日あたりの費用を求める際は、まず1時間あたりの灯油代を求める必要があります。
 
1時間あたりの灯油代の計算式は「燃料消費量(リットル/アワー)×使用時間(時間)×1リットルあたりの灯油価格(円/リットル)」です。2025年1月27日時点の灯油価格は、126.9円/リットルになります。
 
例えば、燃料消費量0.26リットル/アワーの石油ストーブを1時間使用した場合にかかる費用は、以下のように計算します。
 
・0.26リットル/アワー×1時間×126.9円/リットル=32.99円(約33円)
 
このように、石油ストーブの1時間あたりの費用(灯油代)は約33円です。
 

オイルヒーターの1日あたりの費用

オイルヒーターの1日あたりの費用は、消費電力と電気料金単価、使用時間によって決まります。石油ストーブと同様、まずは1時間あたりの費用を求めていきましょう。
 
計算式は「消費電力(ワット)×使用時間(時間)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」です。2024年1月25日時点の電気料金単価は、平均31円/キロワットアワーになります。
 
例えば、1500ワットのオイルヒーターを1時間使用した場合にかかる費用は、以下のように計算します。
 
・1500ワット×1時間×31円/キロワットアワー=46.5円(約47円)
 
このように、オイルヒーターの1時間あたりの費用は約47円となります。石油ストーブと比較すると、約14円高くなることが分かります。
 
ただし、使用時間や灯油価格の変動によっては、石油ストーブのほうが高くなる可能性もあります。
 

石油ストーブのメリット・デメリット