昔の日本で発行されていたレアな紙幣を紹介! 「プレミア価値」はある?
日本銀行の公式ホームページに掲載されている「その他有効な銀行券・貨幣」では、現在流通していないものの有効な紙幣や貨幣が数多く紹介されています。古い紙幣の中には、希少性の高さからプレミア価格で取引されるケースも珍しくありません。   本記事では、過去に発行された日本の紙幣の価値や市場価格を詳しく解説します。

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旧札とは?

旧札とは、現在発行されていない紙幣のことです。
 
日本銀行によると、1885年に日本銀行として初めてお札を発行してから、これまで56種類の銀行券(お札)を発行しています。現在では、そのうちの25種類の銀行券が有効とされ、現在発行されている紙幣と同じように利用が可能です。
 
旧札には、大きく分けて「旧紙幣」と「古紙幣」があります。
 
旧紙幣とは、新規発行が終了している紙幣のことです。額面通り使用できますが、なかにはプレミア価値がつくケースもあります。エラー印字されているケースや紙幣に記載されている「記番号」が特殊なケース、旧札で帯付きのケースは、高値で取引されるケースが多くあります。
 
一方で古紙幣とは、旧紙幣よりも以前に発行された紙幣のことです。現行の紙幣と同じようにお金として使用することはできませんが、プレミア価格で取引される紙幣が多く、なかには数千万円で売却されるケースもあります。
 

額面別・旧札の価値

ここでは、額面別に見た旧札の価値を詳しく解説します。紹介する価値はあくまでも目安であり、買取価格を保証するものではないため、注意してください。
 

旧1万円札

旧1万円札には、福沢諭吉が描かれているもの、そして聖徳太子が描かれているものの2種類が存在します。
 
福沢諭吉1万円札(日本銀行券D・E号)は1万円前後で取引されるケースがほとんどですが、1958年から1986年に発行された「聖徳太子1万円札(日本銀行券C号)」は、状態が良いものであれば3万〜4万5000円前後で取引されます。
 

旧5000円札