
▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?
旧札とは?
旧札とは、現在発行されていない紙幣のことです。
日本銀行によると、1885年に日本銀行として初めてお札を発行してから、これまで56種類の銀行券(お札)を発行しています。現在では、そのうちの25種類の銀行券が有効とされ、現在発行されている紙幣と同じように利用が可能です。
旧札には、大きく分けて「旧紙幣」と「古紙幣」があります。
旧紙幣とは、新規発行が終了している紙幣のことです。額面通り使用できますが、なかにはプレミア価値がつくケースもあります。エラー印字されているケースや紙幣に記載されている「記番号」が特殊なケース、旧札で帯付きのケースは、高値で取引されるケースが多くあります。
一方で古紙幣とは、旧紙幣よりも以前に発行された紙幣のことです。現行の紙幣と同じようにお金として使用することはできませんが、プレミア価格で取引される紙幣が多く、なかには数千万円で売却されるケースもあります。
額面別・旧札の価値
ここでは、額面別に見た旧札の価値を詳しく解説します。紹介する価値はあくまでも目安であり、買取価格を保証するものではないため、注意してください。
旧1万円札
旧1万円札には、福沢諭吉が描かれているもの、そして聖徳太子が描かれているものの2種類が存在します。
福沢諭吉1万円札(日本銀行券D・E号)は1万円前後で取引されるケースがほとんどですが、1958年から1986年に発行された「聖徳太子1万円札(日本銀行券C号)」は、状態が良いものであれば3万〜4万5000円前後で取引されます。