
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
昇進意欲に関する調査結果
株式会社EdWorksによる「20代ビジネスパーソンの『上昇志向』に対する意識調査」では、昇進意欲のある社員は約4割、一方の昇進を避けたい社員は約6割に上ることが分かっています。
特に若い世代では、プライベートを重視する傾向が強いものの、昇進意欲は低いという結果が出ています。昇進意欲には個人差があり、年齢や性別、職種、企業規模などさまざまな要因が影響します。昇進意欲がない理由としては、責任の増大やワークライフバランスの悪化を懸念する声が多く聞かれました。
昇進したい理由
昇進を目指す人の多くは、キャリアアップや収入アップを期待しています。管理職として部下を育成してチームをまとめる経験は、自身のスキルアップや会社への貢献につながるものです。
また、仕事でやりたいことができるようになったり、昇進によって仕事上の権限が与えられたりして、裁量の幅が広がることに魅力を感じる人もいるようです。
収入面では、昇進に伴って役職手当が支給されたり、基本給が上がったりすることで、年収アップが見込めます。昇進による年収アップ額は、企業規模や業種によって異なりますが、数百万円単位でアップするケースも珍しくありません。
昇進を避けたい理由
昇進を避けたいと考える人の主な理由は、責任の増大、仕事の増加、ワークライフバランスの悪化を恐れているからです。管理職は、部下の指導や育成、業績管理など責任ある仕事を任されるため、プレッシャーやストレスを感じやすい立場といえます。
昇進によって残業が増えたり、休日出勤が増えたりすることで、プライベートの時間が減ってしまう可能性もあります。管理職は、部下や上司、取引先との人間関係の調整に気を遣う必要があり、精神的な負担は大きくなるでしょう。
また、会社に長くいるつもりはないという理由もあります。管理職になると企業内での責任が増し、転職のタイミングを逃してしまうと感じて昇進を断るケースもあるようです。このような価値観の社員は、自分自身のキャリアプランを優先し、柔軟な働き方を求める傾向にあります。