「スーパー銭湯」を毎日利用する場合、年間の費用はどのくらいになる?「日帰り温泉」を使う場合との費用差は?
「毎日お風呂でリフレッシュしたいけれど、一人暮らしだから年間の費用が気になる」、そんな悩みを持つ方はいませんか。   近年、心身の疲れを癒す場として温浴施設の需要が高まっています。しかし、施設によって料金設定は大きく異なるため、継続的な利用を考えると費用が気になるのではないでしょうか。   本記事では、スーパー銭湯と日帰り温泉の料金比較から賢い利用方法まで解説します。

▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較

温浴施設の基本料金と特徴

温浴施設の料金体系は、施設の種類によって大きな差があります。「公衆浴場法」によって料金が定められている一般銭湯は、地域住民の日常的な入浴施設として位置づけられているため、都道府県ごとに適正な料金設定となっているのが特徴です。
 
一方の温泉施設では「温泉法」による制限はないため、規模やサービス内容に応じて自由に料金設定でき、露天風呂や岩盤浴、リラクゼーションなど、付帯設備の充実度により料金が変動します。
 
一般銭湯と温泉施設の中間的な存在として位置するのが、「その他の公衆浴場」に分類されるスーパー銭湯です。手頃な料金でさまざまな温浴設備を提供しているため、利用者のニーズに合わせて幅広く選択できます。施設タイプ別の基本料金比較を表1にまとめました。
 
表1

施設タイプ 基本料金
(1回)
特徴
一般銭湯 500円前後 都道府県で料金が統一され、シンプルな設備が特徴。地域コミュニティーの場としても機能している。
スーパー銭湯 700~2000円 サウナや岩盤浴などの付帯設備が充実。食事処やリラクゼーションスペースを完備している施設もある。
日帰り温泉 1500~3000円 露天風呂や温泉効能を楽しめる。自然景観と共に非日常的な癒しを提供している。