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交通違反とは
信号無視や速度超過は、一般的に「交通違反」と呼ばれていますが、正確には「道路交通法違反」といいます。
道路交通法は、国家公安委員会(警察庁)が所管している法律で、1960年に公布されました。この法律は、道路交通の障害発生防止のために、交通事故や交通違反に関して幅広く規則を定めたものです。
ちなみに、交通違反の取り締まりは、自動車やバイクの運転が対象というイメージを持っている方も少なくないでしょう。しかし、自転車や歩行者も取り締まりの対象となるため、自転車走行や歩行の際にも注意が必要です。
交通違反取り締まりで多いのは?
交通違反には、信号無視や速度超過のほかにもさまざまなものがありますが、多く取り締まられている違反は何でしょうか。
内閣府の「令和6年版 交通白書」によると、2024年度年中における車両などの道路交通法違反(点数告知に係る違反を除く)の取り締まり件数は、448万4894件でした。
このうち最も多い交通違反は「一時停止違反」で、126万7094件です。一時停止違反とは、道路上の道路標識や停止線により指定されている箇所で、一時的に止まる行為を怠る行為です。
一時停止違反に次いで多い交通違反には、最高速度違反、通行禁止違反、信号無視、携帯電話使用等、追い越しなどがあります。
なお、交通違反のなかでも悪質性・危険性の高い違反である「最高速度違反」は88万8500件で、酒酔い・酒気帯び運転は2万1467件、無免許運転が1万7599件です。