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浪人経験者の9割が予備校・塾を利用
学習塾検索サイト「塾選」が実施した調査によると、大学受験で浪人を経験した子どもを持つ約300人の保護者のうち、9割近くが予備校や塾を利用したと回答しました。年間の費用は平均して120万~140万円で、その内訳は表1の通りでした。
表1
項目 | 費用 |
---|---|
授業料 | 約90万円 |
入学金 | 10万円 |
季節講習費(春・夏・冬) | 20万~40万円 |
合計 | 120万~140万円 |
出典:学習塾検索サイト塾選「指導形態別の平均的な費用」予備校や塾にかかった平均的な費用を基に筆者作成
年間の費用が120万~140万円と高額であるため、経済的な準備が必要です。特に、授業料が90万円と大半を占めており、加えて季節講習の費用(20万~40万円)もかかるため、家庭の負担は大きいことが分かります。
浪人生活で予備校を利用する場合の費用相場
大学受験の浪人生活には、予備校の利用が一般的ですが、その費用はさまざまな要素によって決まります。費用を大きく分けると、入学金・授業料・講習費・模擬試験料などがあります。さらに、志望校対策の特別講座や個別指導を受ける場合など、追加費用が発生することもあるでしょう。
予備校費用の内訳
【入学金・入塾金】
予備校に入る際に必要な費用で、現役生は3万円程度、浪人生(高卒生)は10万円前後が一般的です。予備校によっては、入学金の免除制度や割引があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。