他県の9倍以上の費用がかかるケースも!?東京23区で「火葬料」が高騰する理由とは
東京23区では、火葬料がほかの地域に比べて高額で、経済的な負担を感じる方が少なくないようです。   本記事では、各地域と東京23区の火葬料の比較や東京23区の火葬料が高い理由、費用をおさえるための方法について詳しく解説します。いざというときに慌てないためにも、今から知識を蓄えておきましょう。

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東京23区の火葬場はいくつある?

火葬場は、民営と公営に分かれます。東京23区にある火葬場は、表1の通りです。
 
表1

公営 ・臨海斎場(大田区)
・瑞江葬儀所(江戸川区)
民営 ・町屋斎場(荒川区)
・戸田葬祭場(板橋区)
・四ツ木斎場(葛飾区)
・桐ヶ谷斎場(品川区)
・代々幡斎場(渋谷区)
・落合斎場(新宿区)
・堀ノ内斎場(杉並区)

※筆者作成
 
東京23区にある火葬場は全部で9カ所あり、そのうち民営は7カ所と民営の方が多くなっています。ほかの地域は公営が多い傾向にありますが、東京23区は民営の方が多いという特徴があります。
 

各地域の火葬料の相場はいくら?

東京23区と横浜市、大阪市の火葬相場料金(大人の場合)を比較したものが、表2になります。
 
表2

火葬費用相場
東京23区 3万4000円~9万円
横浜市 1万2000円~5万6000円
大阪市 1万円

※筆者作成
 
ほかの地域に比べて、東京23区の火葬料が高いことが分かります。表1の費用相場を比べても、東京23区と大阪市だと9倍ほどの差が見られることもあるようです。なかには、無料で実施している自治体もあるようなので確認が必要です。
 
なお、この料金は火葬料のみです。葬儀全体の費用は別途かかります。また、公営・民営によっても費用には差がありますので、目安として参考にしてください。
 

東京23区で火葬料が高騰している理由は?