金融業よりも平均賃金が高い意外な業種とは!?「年収」はどのくらい変わる?
年収の高い業種として金融業をイメージする方もいるでしょう。しかし、金融業よりも平均賃金が高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」です。具体的にどのような職業を指すのでしょうか。   今回は平均賃金の高い「電気・ガス・熱供給・水道業」と金融業を比較して、年収はどのくらい変わるかについて調べてみました。それぞれの概要もご紹介しますので、参考にしてみてください。

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金融業よりも年収の高い業種とは?平均賃金を比較

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、金融業よりも平均賃金の高い業種が2つあり、これらを比較すると以下の通りです。


・電気・ガス・熱供給・水道業:41万200円(年間:492万2400円)
・学術研究、専門・技術サービス:39万6600円(年間:475万9200円)
・金融業、保険業:39万3400円(年間:472万800円)

年収の高い業種として金融業が挙げられますが、同調査では電気・ガス・熱供給・水道業の方が平均賃金では1万6800円高く、年間での差は20万1600円です。
 

電気・ガス・熱供給・水道業とはどのような職業?

電気・ガス・熱供給・水道業といっても、具体的にどういった職業かイメージできない方もいるでしょう。それぞれの職業の特徴を総務省の説明を基に見てみましょう。
 

電気業

電気業とは「一般の需要に応じ電気を供給する事業所又はその事業所に電気を供給する事業所、特定規模需要に応じ一般電気事業者が運用・維持する系統を経由して電気を供給する事業所、特定の供給地点における需要に応じ電気を供給する事業所」のことです。
 
これには、自家用発電の事業所も含まれます。電気事業会社や給電指令所で管理事務を行ったり、発電所や変電所で働いたりします。
 

ガス業