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日本ではどれくらいの人が「借金」しているのか?
総務省統計局の2023年家計調査報告によれば、図表1のとおり、2人以上世帯の負債現在高の平均は655万円です。ただし、これは負債がない世帯も含んだ平均値で、負債保有世帯は全体の39.3%にすぎません。負債がある世帯だけで見た場合の平均値は1667万円、中央値は1422万円におよびます。
かなり大きな金額ですが、負債残高の90%以上は住宅・土地購入のためであり、大半が住宅ローンなどの負債であることが分かります。
また、負債保有状況を世帯主の年代別に見ると、40歳未満では負債現在高が1757万円ともっとも高く、40歳代とともに負債保有世帯割合も60%以上です。貯蓄との比較で見ても、50歳未満の世帯は貯蓄現在高を負債現在高が上回っており、若い世帯ほど借金がある人の割合が高く、その金額も多いことが読み取れます。
図表1
総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)2023年平均結果(二人以上の世帯)
ローンには、利息で支払総額が大きくなるデメリットがありますが、早く商品が手に入るメリットを考えれば、返済見込みのある若い年代の借金が必ずしも悪いとは言えません。