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コンビニに無断駐車したときの罰金額
コンビニに無断駐車した場合、営業妨害としてコンビニのオーナーから「損害賠償」を求められる場合があります。
無断駐車は、民法709条の不法行為に該当します。コンビニオーナーが損害賠償を求めた場合は、無断駐車に対する罰金を支払わなければなりません。
損害賠償における罰金額は、主に以下の方法で決まります。
● 実際に損害を受けた売上額の賠償を求める
● 近隣にある有料駐車場の金額を参考にする
セブン-イレブンの「データで見るセブン-イレブン」によると、1日の売上は平均69万1000円です。24時間営業をもとに計算すると、1時間あたり約28792円です。
近隣のコインパーキングの金額が1時間あたり700円の場合は、1時間あたりの損害賠償が700円となる可能性もあります。
実際、1万時間を超えた無断駐車に対して、920万円の損害賠償が求められたケースがあります。この場合の損害賠償額は、1時間あたりの駐車料金700円を参考にした費用に慰謝料と弁護士費用を含めた金額でした。
看板に書かれた罰金が適用される?
コンビニの駐車場に「無断駐車には罰金5万円を求めます」と表示されていても、その通りの損害賠償になるとは限りません。
表示金額は、無断駐車に対する警告です。無断駐車により、店舗や土地の所有車に損害を与えた場合は、その損害に対する費用が罰金となります。
そもそも、無断駐車による罰金の考え方は、民法における損害賠償であることがポイントです。民法における損害賠償とは、どのような賠償責任が生じるのかを考えてみましょう。