週1回金沢から東京への出向があります。東京で4万円の家賃のアパートを借りるのと、毎週新幹線で通うのでは、どちらがお得になるのでしょうか?
地方の自宅でリモートワークをしている方が、週1回東京へ出向することになったとき、自宅から新幹線で通うか、東京で家を借りるか、どちらが費用を抑えられるのか気になるものです。   本記事では金沢-東京間の出向を例に、新幹線代と家賃を比較してどちらがお得か検証します。

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毎週新幹線で通う場合と東京にアパートを借りる場合でコストを比較

金沢-東京間の片道料金を紹介します。北陸新幹線の普通車指定席(通常期)の交通費は以下の通りです。

●運賃:7480円
●特急料金:6700円

合計で、片道1万4180円かかります。往復すれば2万8360円です。月に4回東京への出向があれば、毎月11万3440円の交通費が発生します。
 
家賃を月4万円ほどに抑えられるのであれば、東京でアパートを借りるほうが費用を安く抑えられるでしょう。
 
ただし、ニフティライフスタイル株式会社(東京都新宿区)が運営するニフティ不動産の「2024年10月版【東京23区内】家賃相場が安いランキング」によると、1R で1番安いのは足立区の6万2000円となっています。したがって、東京23区では月4万円で借りるのはかなり難しいと考えられます。
 
なお、「2024年10月版【東京都下】家賃相場が安いランキング」で1番安いのは八王子市の4万円です。東京都下であれば、月4万円以内の家賃が実現する可能性はあります。
 

新幹線代を節約する方法

金沢から東京へ週に1回出向する場合、新幹線代が大きな負担になります。しかし、新幹線にはさまざまな割引制度やお得な利用方法があり、工夫次第で出費を抑えることが可能です。ここでは、新幹線代を節約するためのポイントを紹介します。
 

早期予約のWeb割引を利用する

新幹線代を抑えたい場合、インターネットから早めに予約すれば割引を受けられるサービスがあります。
 
例えば、乗車日の21日前や3日前までなど早い時期に予約をすると、通常の運賃よりも安くなります。ただし、サービスや時期によって割引率が異なるため、出向の日程が決まっているなら、早めに確認しておくとよいでしょう。計画的に予約をすることで、出費を抑えられます。
 

往復割引で費用を軽減