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粗大ゴミを捨てるのは手間がかかる
Aさんが住んでいる自治体に限らず、ガスコンロのような大型のものを処分するときには粗大ごみ扱いになるため、処分費用がかかります。東京都某区の場合、自宅までガスコンロを取りにきてもらおうとすると400円支払う必要があります。
しかも、粗大ごみを出すためにはその費用分のチケットをコンビニエンスストアなどで買わなければならない上に、ごみを出す日まで指定されます。不用品を捨てるためにかなりの労力がかかるのです。
自治体と連携している引き取り業者に連絡することに
粗大ごみとして出そうかと考えていたAさんは、自治体のホームページに紹介されていた「不用品引き取り」を行うリユース業者に問い合わせてみることにしました。
まず、ガスコンロの写真を撮って指定のサイトにアップロードします。すると、複数の業者から買い取りの見積もりが届きました。
「無料なら引き取れます」「○円で買い取ります」といった内容の中に、2000円での買い取りを提示する業者もありました。Aさんはその業者に依頼を決め、引き取り訪問日を約束しました。
有料で処分するものを無料で引き取り。その思惑とは
約束の日、業者が自宅にやってきました。Aさんが提示された通りの2000円でコンロが売れると思っていたのですが、業者はガスコンロを見て「状態が思ったより古く、買い取りは難しい」とのこと。
結局のところ、査定は0円になってしまいました。最初の見積もりと異なる結果に驚きつつも、Aさんは「やはり長年使っていたし、仕方ないかな」と納得し引き渡すことにしました。
しかし、話はそれだけでは終わりませんでした。
業者は査定後に、「ほかに不要なものはありませんか?」と立て続けに質問を始めました。「ジュエリーは?」「ブランドバッグは?」「デジカメは?」「ゲーム機は?」と、次々に特定のアイテムを挙げて尋ねてきます。Aさんは「断捨離したばかりで特にない」と答えましたが、業者の営業の押しの強さに「これが本当の目的なのかもしれない」と感じたそうです。