車両価格が安くて「燃費の悪い車」と、車両価格が高くて「燃費の良い車」ならどちらが費用を抑えられますか?
車を購入するとき、長く乗るなら燃費のいい車が欲しいと考える人は多いでしょう。しかし、購入費用が高く躊躇してしまう人もいます。燃費が良くなくても中古で安い車を購入した方がよいのではと考えてしまうかもしれません。   本記事では、車両価格が安くて燃費の悪い車と、車両価格が高くて燃費のいい車なら、どちらが費用を抑えられるのかを考えていきます。

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燃費のいい車と悪い車の燃料費を比較

燃費のいい車(20km/L)と悪い車(5km/L)で、年間および10年間の燃料費にどのくらいの差が発生するか計算しました。ガソリン代は1リットルあたり174.8円、月間走行距離は200kmと仮定しています。
 
また、車の燃費は以下の情報を参考に、燃費のいい車を20km/L、悪い車を5km/Lと設定しています。
 

ハイブリッドカーなど燃費を意識した車種:20km/L~
スポーツカー:2~5km/L

 
・燃費のいい車(20km/L)
174.8円×200km÷20km/L=1748円/月
年間の燃料費:約2万976円
10年間の燃料費:約20万9760円
 
・燃費の悪い車(5km/L)
174.8円×200km÷5km/L=6992円/月
年間の燃料費:約8万3904円
10年間の燃料費:約83万9040円

 
1年間で約6万2928円の差が生じ、10年間では約62万9280円の差が発生すると分かりました。
 

10年間乗るなら車両本体価格約63万円以下の差なら燃費のいい車がお得

今回は費用を比較する際に、車両本体価格と燃料費のみを考慮します。10年間の燃料費の差額が約62万9280円であるため、車両本体価格が約63万円以上離れているなら価格が安く、燃費の悪い車を選ぶ方が費用を抑えられます。一方で、車両本体価格が63万円以内の差に収まる場合は、価格が高くても燃費のいい車を選んだ方が長期的にはお得です。
 

燃費の悪い車で燃料費を節約するポイント