家電量販店で「パソコン」を買った際、勧められるままに「ウイルス対策ソフト」も購入。友人に話すと「いまどきアンチウイルスなんていらないよ」と言われました…。本当でしょうか?
ウイルスからパソコンを守る「ウイルス対策ソフト」。ウイルスの侵入を防いだり検知したりする効果があります。   その一方で、パソコンに標準搭載されているセキュリティーがあるため、有料の「ウイルス対策ソフト」は必要ないと考える人もいるようです。「ウイルス対策ソフト」をパソコンにインストールしなくても、問題ないのでしょうか。   当記事では、標準搭載されている「ウイルス対策ソフト」や、有料の「ウイルス対策ソフト」を導入した方がよいケースなどについて解説します。

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「ウイルス対策が不要」という意味では決してない

独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンターの「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[2023年(1月~12月)]」によると、「2023年に寄せられたウイルス等検出数は、前年の104万1775個より45万9153個(約44.1%)少ない、58万2622個」と推移していることが分かりました。
 
検出数には増減があり、コンピュータウイルスが決してゼロになったわけではありません。そのことから、「ウイルス対策が不要」というわけではないことが分かります。
 

Windows10やWindows11には無料の「Windowsセキュリティ」が標準搭載されている

Windows10とWindows11には、無料の「Windowsセキュリティ」が標準搭載されています。「Microsoft Defender ウイルス対策」が含まれていて、Windowsを起動した瞬間から保護されるようになっています。
 
悪意のあるソフトウエア(マルウェア)やウイルス、セキュリティー上のリスクを継続的にスキャンします。
 

有料のウイルス対策ソフトを導入した方がよいケース