
▼夫婦2人の老後、「生活費」はいくら必要? 年金額の平均をもとに必要な貯蓄額も解説
2019年から直近6年間の年金受給額を比較
日本年金機構は、年金額の例として「国民年金(満額受給時の老齢基礎年金)」と「厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)」を毎年公表しています。このデータを基に、2019年から2024年までの年金受給額を比較し、表1にまとめました。
表1
年度 | 国民年金(月額) | 厚生年金(月額) |
---|---|---|
2019 | 6万5008円 | 22万266円 |
2020 | 6万5141円 | 22万724円 |
2021 | 6万5075円 | 22万496円 |
2022 | 6万4816円 | 21万9593円 |
2023 | 6万6250円 | 22万4482円 |
2024 | 6万8000円 | 23万483円 |
※筆者作成
年金額は物価と賃金の変動に応じて、引き上げと引き下げを調整しています。直近6年間の推移では、年金額が引き下げられた年もありましたが、2019年と2024年を比較すると、国民年金は2992円、厚生年金は1万217円増えていることが分かります。
将来もらえる年金額は、年金保険の加入状況や現役時代の働き方などにより異なります。老後生活において年金は重要な収入源となるため、自身がいくらもらえるかを事前に確認しておきましょう。