
▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
内祝いの意味とは
内祝いとは、家族や身内で起きたお祝いごとを周りの人に報告して、喜びを分かち合うという意味を持つ日本の伝統的な風習です。
本来、内祝いは「こんな素敵なことがありました」という感謝と報告を込めて贈り物をしたり、宴席に招いたりするものでした。内祝いは単なるマナーの一環ではなく、人と人とのつながりを深め、喜びを共有する大切な日本文化の一つといえます。
近年はお返しとして贈る内祝いが一般的に
内祝いの本来の意味である「自主的に贈る」習慣は、時代の変化とともに形を変えてきています。最近では、身内の喜びを報告し分かち合うという目的よりも、もらったお祝いへの「お返し」として内祝いを贈るケースが一般的となりました。
内祝いを贈ることにより、贈った側は「自分がお祝いを渡したことに対して、丁寧にお礼をしてくれた」と感じられ、双方が心地よい関係を築きやすくなる可能性があります。
お祝いをもらったら内祝いをお返しするのが一般的
出産のお祝いの品をもらった際には、内祝いとして何らかの形でお返しをするのが一般的なマナーとされています。
出産内祝いの場合、赤ちゃんの誕生を祝ってもらったことに対する感謝を表すだけでなく、「赤ちゃんが無事に生まれました」という報告や、喜びのおすそ分けの意味も含まれるとされています。そのため、内祝いは単なるお返し以上の重要な役割を持っていると考えられます。
お祝いをもらった際には、まずお礼の言葉を速やかに伝えることが大切です。「内祝いは不要」といわれることがあっても、最低限のお礼は欠かさないようにするとよいかもしれません。