
▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
オール電化の特徴と光熱費
オール電化住宅では、調理や給湯、暖房など、すべてのエネルギーを電気でまかないます。これにより、ガスの基本料金が不要となり、光熱費の管理がシンプルになるメリットがあります。
特に、夜間の電気料金が割安になるプランを利用することで、電気代を抑えることが可能です。例えば、日中は仕事などで不在がちで、主に夜間に電気を使用する家庭では、オール電化が適しているといえるでしょう。
一方で、オール電化の初期費用は、エコキュートやIHクッキングヒーターなどの導入・設置費用がかかるため、ガス併用に比べて高くなる傾向があります。例えば、エコキュートの本体価格は70〜150万円程度で、IHクッキングヒーターの導入費用も含めると、さらに高額になります。
また、オール電化向けの電気料金プランでは、深夜帯の電気料金を安く設定している一方で、日中の電気料金が高めに設定されているケースが多いです。
そのため、日中に在宅して電気を多く使用する場合は、光熱費が高くなる可能性があります。各家庭のライフスタイルに合わせて適切なプランを選択することが重要です。