ETCの「休日割引」を使ったつもりが適用されず……。 土日はいつでも割引されると思っていたのですが、何がダメだったのでしょうか?
ETCの「休日割引」は、土日や祝日に高速道路をお得に利用できる便利な制度です。しかし、「土日ならいつでも割引が適用される」と思い込んでいたら、実は対象外だった…! というケースも少なくありません。   実際、都市部の一部区間は対象外だったり、ゴールデンウィークやお盆などは割引が適用されなかったりと、知らないと損をするルールがいくつかあります。   そこで本記事では、休日割引が適用される条件や、適用されなかった場合に考えられる原因、確実に割引を受けるためのポイントについて解説します。

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ETC休日割引とは? 土日ならいつでも適用されるわけではない!

ETCの「休日割引」は、高速道路をお得に利用できる便利な制度ですが、「土日なら無条件で割引される」と思っていても、適用されないケースがあります。実際に「割引されなかった!」という声も多く、事前に仕組みを正しく理解しておくことが重要です。
 
<ETC休日割引の基本ルール>
休日割引が適用されるのは、以下の条件を満たした場合です。


・対象車種:普通車・軽自動車・二輪車(中型車以上は対象外)
・適用日:土日・祝日の0時〜23時59分(特定日を除く)
・対象道路:NEXCO(東日本・中日本・西日本)が管理する地方部の高速道路と一部の有料道路(東京・大阪近郊は対象外)
・割引率:30%

つまり、「ETCを使って土日に走れば必ず割引される」というわけではなく、適用除外の道路や特定日があるため注意が必要です。
 

休日割引が適用されなかった4つの理由

では、「休日割引が適用されなかった」ケースでは何が問題だったのでしょうか? ここでは、代表的な4つの原因を解説します。
 

1. 対象外の道路を走っていた

休日割引の対象は「NEXCOが管理する地方部の高速道路」ですが、以下のような都市部の高速道路は適用外となります。
 
【休日割引が適用されない区間】
(東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 ドラぷら ETC 休日割引より)