これまでいろいろな判例が出ていますが、自動車事故では最高5億円を超える損害賠償が認定されたり、自転車事故でも1億円近い損害賠償が認定されたりするなど、電動キックスケーターでも同様に多額の損害賠償が認められる可能性は非常に大きいです。
事故を起こさないように細心の注意を払って利用しましょう
いうまでもないですが、酒気帯び運転や酒酔い運転、運転中のスマホの利用、ヘッドホン等で音楽を聴くのも当然取り締まりの対象です。便利な乗り物には違いないですが、一歩間違えれば大惨事になります。
また、上記では人身事故で加害者になった場合の事例を書きましたが、車道を走るので車との接触もあるかもしれません。その場合、上記で書いたように自賠責保険はあくまで人身事故のみに適用されますので、車両を傷つけた場合にはその補償も発生しますし、逆に運転中に被害者になるかもしれません。
他の車両を運転するときと同様に、電動キックスケーターも交通安全に注意して利用するように心掛けましょう。
出典
国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト 電動キックボードの自賠責保険・共済
執筆者:田久保誠
田久保誠行政書士事務所代表
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