ヒラメとカレイの味の違い
ヒラメとカレイにある味の違いと比較
ヒラメもカレイもアッサリした美味しい淡白さを持ちますが、ヒラメの方が甘味や旨味が強く、カレイの方がコクがあり白身魚らしい味わいを持つと言われています。端的に言えば、ヒラメは濃厚で美味しい、カレイの方はサッパリして美味しい感じになります。
どちらもしつこくないのに味が違うので、「ヒラメは好きだけどカレイはそれほどでもない」「カレイは良いけどヒラメはあんまり」と言う方もいます。しかし、魚の濃厚さが苦手でもヒラメには淡白さが含まれていますし、淡白が苦手でもカレイにはコクがあります。食わず嫌いせず、食べてから好き嫌いは決めましょう。
食感は、ヒラメの方がコリコリです。ヒラメは食事のために積極的な行動を取ることから、カレイよりも身が引き締まった筋肉質で、コリコリした肉質が味わえます。カレイはヒラメより動かないため、それほど筋肉質ではなく、ヒラメよりコリコリした食感ではありません。この食感の違いは、刺身で食べ比べるとよく分かります。
ヒラメとカレイには美味しい食べ方にも違いがある
ヒラメは生あるいは加熱少なめで食べるのが美味しいとされ、カレイは加熱して食べるのが美味しいと言われています。ヒラメは筋肉質でコリコリ食感を持ちますが、この筋肉は加熱時間が増えるほど引き締まり過ぎて食べにくくなります。そのため、基本的には生か加熱少なめで食するのが美味しいです。
カレイの方は筋肉が少なく、加熱後も身が締まり過ぎません。ふっくらした柔らかさが保たれ、加熱によって出てくる脂によりコクの旨味と甘味が増します。そういった事情から、カレイは加熱して食べる方が美味しいのです。しかし、美味しいと思うことには個人の価値観も関係します。様々な食べ方を試してみると良いでしょう。
ヒラメとカレイの値段の比較
ヒラメとカレイは値段の差という違いでも比較される
時期や種類によって値段に差が出ることもありますが、一般的にはヒラメ1切れの値段は400~500円・カレイ1切れの値段は300円前後が大まかな相場と言われています。ヒラメの方が高く、カレイの方が安いというのが基本であり、漁業や日本料理の世界ではヒラメの方が高級魚扱いされます。
ヒラメとカレイに価値や値段の比較と差がある理由
ヒラメの方が高級という扱いをされる理由は諸説あるようですが、有力と言われている説は「日本料理において魚の頭は左向きにするのがしきたりである」ということと「旬が限られていること」の2つです。
日本料理で魚は基本左頭で出すのがしきたりで、ヒラメはそれに沿って出せるが、カレイは頭が右なので出せません。カレイの頭を左にすると裏返しになることから見栄えが不恰好になる、ということから形式的な日本料理に使うのがヒラメの方が多かったため、カレイよりヒラメのが高級なイメージがついたという説です。
旬の時期は地域で少しズレますが、ヒラメは北海道で秋~初夏・本州では秋~冬と時期が限定されているので漁獲量は少なめです。カレイは種類で旬の時期が違うため、1年中カレイが漁獲できます。そのことから、収穫量の少ないカレイを高級扱いしたという説もあります。しかし現在はヒラメ養殖のお陰で年中食べられます。
ヒラメとカレイには様々な違いが存在する!
分類の定義・大きさ・味・値段・旬など様々な面で違いがありました。分類的にはどちらもカレイ目カレイ亜目ですが、ヒラメはヒラメ科、カレイはカレイ科です。ヒラメの方が大きく、値段も高いとされます。味はヒラメの方が濃厚でコリコリ、カレイは淡白度が高いながら加熱向きで加熱によりコクが引き出されます。
旬は、ヒラメの方が限定的、カレイの方は1年中漁獲できます。ただ最近はヒラメ養殖が盛んになりつつあるため、考慮は必要です。一見似てもあらゆるところが違うため、見た目では見分けが難しいこともあります。そこで見分け方を用いますが、目の位置では地域や種類などの影響から正確な見分けができないこともあります。
そのため、見分ける時には「口と歯の形にのる見分け方」を使ってみましょう。ヒラメは小魚が主食なので尖った歯と大きい口を持ち、カレイは海底の生物を捕食するのでおちょぼ口ですり潰し型の歯を持っています。買わない可能性がある中で売り物の魚を触るのは良くないので、できるだけ触らずに目で見て区別してくださいね。
提供・BELCY
【こちらの記事も読まれています】
>乾燥肌が潤うおすすめパック14選!保湿効果でしっとり美肌を目指そう!
>【プチプラ化粧水】おすすめ人気ランキングTOP25!
>初心者も必見のコンビニおすすめワイン13選!美味しくてお手軽なのは?
>無印良品のシューズラックおすすめ10選!
>食事だけで満足してない?ダイエットで差がつく太らない飲み物TOP15!