祖母はスマホを持っているのに「固定電話」もつなげています。出費がもったいないと思うのですが、解約しても不自由ではないですよね?
シニア世代の方の中には、固定電話とスマートフォンを両方持っている人もいるかもしれません。しかし、スマートフォンの普及する現在では、固定電話をほとんど使っていないのならば解約してもよいのでは、と考える人もいるでしょう。   そこで今回は、固定電話とスマートフォンを両方契約している場合にかかるコストについて検証します。固定電話を解約した場合に考えられる影響についても解説しますので、固定電話の解約を検討している人はぜひ参考にしてください。

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固定電話とスマートフォンにかかるコスト

固定電話とスマートフォンにかかる費用を見ていきます。
 
【スマートフォン】
 
スマートフォンの格安プランを利用した場合の1ヶ月の料金を約2800円とすると、1年で約3万3600円かかります。スマートフォンの料金プランでは、60歳以上を対象にしたシニアプランを設けている会社もあるため、何社かの見積もりをとって比較すると月額料金を節約できるでしょう。
 
【固定電話】
 
固定電話を使用する場合、毎月の基本料金として回線使用料、キャッチホンなどのオプション料金に加えて、通話料などがかかります。
 
NTT東日本のある料金プランでは、固定電話にかかる1ヶ月の費用は次の通りです。

固定電話から固定電話への通話料:9.35円/3分(県内通話・県間通話)
 
回線使用料(基本料):1870円(加入電話・プッシュ回線・住宅用・3級取扱所)
 
オプション料金:660円(迷惑電話おことわりサービス6・住宅用)

上記契約プランでは、固定電話を利用しなくても毎月約2530円、1年で約3万360円かかることが分かりました。オプション機能を追加したり、固定電話で通話を行ったりするとさらに費用はかさみます。
 
スマートフォンと固定電話の両方を利用すると、年間で6万円以上かかるケースがあることが分かりました。
 

固定電話を解約するとどのような影響があるのか?