友人が「小学校の教諭」になったそうです。「中学校」や「高校」の教諭とは年収は変わらないのでしょうか?
教職は、たくさんの子どもとかかわる大切な仕事の一つです。今回のケースのように周りに小学校の教諭になった友人がいる場合、「年収はいくらくらいだろう?」「小中高で年収に違いはあるのだろうか?」と思う方もいるでしょう。   そこで本記事では、小学校・中学校・高校の教諭の仕事内容や年収について、それぞれ詳しく解説します。

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小学校・中学校・高校の教諭の仕事内容

まずは、小学校・中学校・高校の教諭の仕事について解説します。
 

小学校

小学校教諭は、学級担任として国語・算数・理科などあらゆる科目を担当します。2020年度からは、プログラミング教育が新たに必修科目となり、情報活用能力の育成も指導項目として加わったようです。
 
国立・公立・私立がありますが、約98%が公立(2022年時点)です。公立の小学校で働く場合は、地方公務員になります。また、海外の日本人学校や、障がいのある子どものための特別支援学級を担当する教諭もいます。
 

中学校

中学校教諭は、国語・数学・理科などの科目から一つを専門的に教えます。また、学級担任として、道徳や特別活動の指導にもあたります。
 
部活動・学校行事・PTA活動などをほかの教諭と分担して受け持つうえ、運営組織である教務部・学習指導部・生徒指導部・進路指導部などにも所属し仕事をします。
 
中学生は青年前期にあたり、小学生に比べて個性が明確になるといわれています。独立心や反抗心も出てくることなどから、精神面での指導も重要となります。教師間で連携・協力しながら、いじめや不登校の問題への取り組みが求められることもあるでしょう。
 
中学校にも国立・公立・私立の3種類がありますが、約92%が公立のようです(2022年時点)。公立中学校で働く場合は、地方公務員となります。
 

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