「12月から3月」までの「4ヶ月間」、部屋の「エアコン」を「22度」でつけっぱなしにする場合、電気代はどれだけ発生するの?
帰宅後、部屋が寒いことを理由に、エアコンをつけたままにしている方もいるのではないでしょうか。「つけっぱなし運用」すれば快適に過ごせる可能性はありますが、その後の電気料金が気になります。   本記事では、冬の4ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代を試算しました。また、省エネ効果を高めるための設定温度や運用方法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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エアコンを4ヶ月間「つけっぱなし運用」する場合の電気代は?

エアコンをつけっぱなし運用する場合の電気代を、具体的に計算してみましょう。
 
一般的なエアコンの消費電力を22度設定で運用した場合、1時間当たり約0.8kWh(800W)と仮定します。公益財団法人全国家庭電気製品公正取引協議会による目安単価「31円/kWh」を基に1日24時間運用した場合を計算すると、電気代は約595円です。4ヶ月間(120日間)エアコンをつけっぱなしにすると、約7万1400円もの電気代がかかることが分かります。
 
ただしこの額は、エアコンの種類や外気温、断熱性能などによって変動する可能性があるため、注意が必要です。
 

省エネ効果を高めるエアコンの設定温度

エアコンの設定温度は、「省エネ運転」に直結する可能性がある重要な要素です。冬場は22度を標準とし設定する場合が多いようですが、可能であれば20度に設定すると、さらに電気代を抑えられる可能性があるでしょう。
 
さらに、省エネ効果を高めるため、設定温度以外の工夫も重要です。風量を自動設定にすることで、過剰な消費電力を抑えながら部屋全体の温度を均一に保てる可能性があります。
 

エアコンの「つけっぱなし運用」のメリットとデメリット

エアコンをつけっぱなしにすることには、メリットとデメリットの両面があります。
 
つけっぱなし運用の最大のメリットは、室温を一定に保つことで快適性が向上する可能性がある点だと考えられます。これにより、再起動時に消費される立ち上げ電力が不要となり、暖房が効率的に行えると考えられます。
 
一方でデメリットとしては、長時間の使用に伴う電気代の増加が考えられます。フィルターの詰まりや汚れによりエアコンの効率が低下し、結果として電力消費が増加するリスクも考えられるでしょう。
 
また、部屋の断熱性能が低い場合、暖房効率が悪化し、つけっぱなし運用の効果が十分に発揮されない可能性があるため、注意してください。
 

省エネ運用のための実践的な工夫