「週休3日制」の企業は日本にどれだけあるの? 導入状況について解説
日本で「週休3日制」はまだまだ少数派ですが、導入企業は増加しつつあるようです。この記事では、週休3日制の導入状況や働き方の種類、メリット・デメリットを紹介します。

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週休3日制の導入状況

日本では週休2日制が主流ですが、週休3日制を導入する企業も徐々に増えてきているようです。厚生労働省の「令和5年就労条件総合調査 結果の概況」によると、週休3日以上を導入済みの企業の割合は7.5%でした。
 
しかし、これは週休2日制より休日日数が多い企業の数値であり、純粋な週休3日制を導入している企業の割合はさらに低い可能性があります。
 
そもそも週休3日制は、導入形態や企業規模によってもばらつきがあるようです。社員数300人以上の企業では導入が進んでいるようですが、300人以下の企業では導入が現実的ではない場合もあるでしょう。
 
このように、日本における週休3日制の導入は、まだ限定的といえる段階です。今後、ワークライフバランスの重視や働き方改革の進展に伴って、導入企業が増加していく可能性はありますが、現時点では週休2日が一般的な勤務形態となっているようです。
 

週休3日制の働き方の種類

週休3日制には、大きく分けて「給与維持型」「給与減額型」「総労働時間維持型」の3つのパターンが存在するようです。
 
給与維持型は、総労働時間を短縮しながらも給与水準を維持する形態です。従業員の生産性向上を前提として、週4日の労働で週5日分の成果を生み出すことを目指し、実質賃金が上がります。
 
給与減額型は、その名の通り休日増加と労働時間短縮に伴い、給与も減額するパターンです。総労働時間維持型は、休日を増やす一方で、総労働時間を維持するパターンです。
 

週休3日制のメリット・デメリット