末広二重の特徴は?

①蒙古襞が目頭を覆っている

1つ目の特徴は、蒙古襞(もうこひだ)が目頭を覆っていることです。蒙古襞は皮膚の名称で、上まぶたの内側から目頭にかけて覆いかぶさっているものです。わずかな面積しかない蒙古襞ですが、目元のバランスや顔立ちに大きな影響を与えます。

蒙古襞があると、左右の目が離れて見えることがあります。また、目頭が蒙古襞で覆われていることで、目が小さく・細く見える人もいますよ。

②二重のラインが目頭に密着している

2つ目の特徴は、二重のラインが目頭に密着して見えることです。目頭側の二重のラインが、蒙古襞で隠れています。そのため、蒙古襞がほとんど無い平行二重に比べ、まぶたを持ち上げる力がやや弱いです。

③二重の線が目尻に向かって広がっている

3つ目の特徴は、二重の線が目尻に向かって広がっていることです。徐々に広がる二重のラインにより、丸みを帯びた目元になる傾向にあります。ナチュラルですっきりとした二重幅で、年を重ねても若々しく見られる人が多いです。

④日本人に一番多い

4つ目の特徴は、日本人に一番多いことです。日本・韓国などの黄色人種の目頭は、蒙古襞で覆われている傾向にあります。目頭が蒙古襞で覆われると末広二重になりやすいため、日本人に一番多いとされているのです。欧米人に比べて顔に凹凸が少ない日本人は、さっぱりとした末広二重が馴染みやすくなっています。

⑤優しげな雰囲気

5つ目の特徴は、優しげな雰囲気です。目頭は一重に近い見た目で、キリッとしています。しかし、目尻にかけて二重のラインが丸みを帯びているため、柔らかい印象を与える傾向にあります。そのため、まるで小動物のような可愛らしい癒し系の目元に見えるのです。

【アイシャドウ】末広二重にピッタリなアイメイクのやり方

①縦割りグラデーションにする

末広二重には、縦割りグラデーションのアイシャドウが綺麗に映えます。横にグラデーションを入れる塗り方をすると、目を開けた時に色味が見えにくくなってしまうからです。まず、淡くて明るいカラーをアイホール全体に塗り、目頭は薄めにして目尻に濃いめのカラーを塗りましょう。

次に、中間色を目頭から目尻にかけて、スライドさせながら馴染ませると完成です。ハーフメイクがしたい時は、ラメ感の強いアイシャドウを使いましょう。グリッターの効果で、目元にしっかりと立体感を出すことができますよ。上品なツヤ感を出したい時は、細かいパールが入ったアイシャドウがおすすめです。

②まつげの生え際に濃い色を塗る

まつげの生え際に濃い色を塗ると、末広二重をぱっちりした目元に見せることができます。濃いアイシャドウを幅広く塗ってしまうと、二重のラインが目立たなくなるので注意しましょう。目が小さく見えたり、末広二重のバランスが悪くなったりしてしまいます。まつげの隙間を埋めるように、濃い色を塗るのがポイントです。

③目尻を強調する

ハーフメイクをしたい人には、目尻を強調するアイシャドウの塗り方がおすすめです。目尻に濃い色を塗り視線を集めることで、つり目をかわいいハーフメイクに仕上げることができます。目尻側をビビットカラーや濃い色で重点的に彩り、目元にハーフ顔のような自然な立体感を出しましょう。

また、つり目の末広二重をかわいい印象に見せたい時は、目尻から黒目の上へ向かって濃い色を伸ばしてください。ナチュラルな陰影ができて、丸目っぽく見せることができますよ。二重のラインを消さないように、濃い色を薄く伸ばすのがポイントです。

④目頭に抜け感を出す

末広二重の人は、目頭に抜け感を出しましょう。目頭に濃色を馴染ませる塗り方をすると、目が小さく見えてしまいます。ナチュラルで淡いカラーのアイシャドウを目頭に馴染ませて、末広二重のバランスを整えてください。

⑤下まぶたにも塗る

末広二重をぱっちり見せるには、下まぶたにもアイシャドウを塗ることが大切です。目元にこなれた印象をプラスして、末広二重の縦幅を広く見せることができますよ。明るいトーンのアイシャドウを下まぶたに薄く馴染ませると、目元が美しく華やぎます。

デートやコンパで潤んだ瞳を演出したい時は、細かいラメやパール感のあるアイシャドウを下まぶたに塗りましょう。ハーフメイクに仕上げたい時は、目尻に塗った濃い色のアイシャドウと同じものを使います。

目尻から下まぶたの外側にかけて、くの字になるように馴染ませてください。目の横幅と立体感が増して、セクシーなハーフ顔に仕上がります。

【ビューラー】末広二重にピッタリなアイメイクのやり方

①まつげの油分や水分をしっかり取る

ビューラーを使う時は、まつげの油分や水分をしっかり取ることが大切です。まつげに油分や水分が残ったままだと、カールしにくくなったり持ちが悪くなったりします。また、マスカラの重さでまつげが下がるのも防止できるので、おすすめです。

②まつげを緩くカールさせる

末広二重の人は、まつげを緩くカールさせましょう。まつげを上げ過ぎて二重のラインと重なると、目が小さく見えてしまうからです。また、二重のラインがまつげで隠れてしまい、奥二重に見えるケースもあります。軽くビューラーをするやり方だと、末広二重のラインが目立つので目がぱっちりして見えますよ。

③ビューラーをドライヤーで温める

末広二重でまつげがカールしにくい人は、ビューラーをドライヤーで温めてください。ビューラーが熱くなり過ぎないように、気を付けてくださいね。手で触れられる程の温度になるように、軽く温めるのがポイントです。

ホットビューラーを使ったように、まつげを綺麗にカールできます。カールの持続力も増すので、すぐにまつげが下がるという人にもおすすめです。

④黒目の上から目尻にかけてまつげを上げる

末広二重の人は、黒目の上から目尻にかけてまつげを上げましょう。目頭は二重の幅が狭いため、無理にビューラーをしなくても大丈夫です。黒目の上あたりからナチュラルにカールさせると、ぱっちりしたかわいい目元に仕上がります。黒目の上よりも目尻側のカールをやや強くすると、末広二重のつり目に柔らかさが出ます。

⑤ビューラーをひっくり返して使う

ビューラーをひっくり返して使うと、末広二重のまつげがカールしやすいです。末広二重は目頭が蒙古襞で覆われているため、ビューラーがしにくい人もいます。目の形に合っていないのに無理にビューラーをすると、まぶたを挟む恐れがあります。

ビューラーの裏表をひっくり返して持ち、部分的にまつげを挟んでカールさせると良いですよ。目頭を避けてまつげをカールできるので、末広二重のまぶたに負担をかけずに済みます。

⑥部分用ビューラーを使う

部分用ビューラーを使うと、末広二重のまつげをスムーズにカールすることができます。普通のビューラーだと、目頭側のまぶたが挟まり使いにくいという人もいます。部分用のビューラーなら、末広二重の下まつ毛もカールしやすいです。

【アイライナー】末広二重にピッタリなアイメイクのやり方

①アイライナーを細く引く

末広二重の人は、アイライナーを細く引くのがおすすめです。ぱっちりした目元に見せようとして太くアイライナーを引くと、目が小さく見えてしまいます。末広二重の目力を出すには、まつげの間を埋めるように引くと良いですよ。二重のラインが強調されて、ぱっちりした目元に仕上がります。

②ブラウンのアイライナーを使う

ブラウンのアイライナーを使うと、末広二重の目力がアップします。ブラックよりもブラウンの方が、膨張して見えるからです。つり目の末広二重の人がブラウンのアイライナーを引くと、目元に暖かみを出すことができます。

ブラックだと目元がキリっと引き締まりますが、ブラウンだと抜け感が出ておしゃれに仕上がります。甘い雰囲気を出したい時は、ピンクブラウンのアイライナーを使うのがおすすめです。仕事や冠婚葬祭などで凛とした印象に見せたい時は、ダークブラウンが良いですよ。

③目頭はナチュラルにする

末広二重の人がアイライナーを引く時は、目頭をナチュラルにしましょう。目頭にしっかりアイライナーを引いて強調してしまうと、末広二重のバランスが悪くなります。

目頭から目尻にかけて広がった二重の幅を活かすために、目頭のアイライナーは引かなくてもOKです。目頭にアイライナーを引く場合は、薄くて細いラインになるようにしてください。

【マスカラ】末広二重にピッタリなアイメイクのやり方

①ロングタイプでまつ毛に長さを足す

マスカラは、ロングタイプでまつげに長さを足すやり方がおすすめです。ボリュームタイプのマスカラだと、末広二重のラインが目立たなくなり目が小さく見えてしまいます。

②目頭と目尻は控えめに

目頭と目尻のマスカラは、控えめにするのがおすすめです。マスカラで末広二重のラインが見えにくくならないように、重ね塗りをし過ぎないことが大切です。まつげの根本から毛先にかけてサッと伸ばして塗ると、ダマになりくいですよ。目頭と目尻のマスカラをナチュラルにすることで、末広二重の美しさが映えます。

③黒目の上は重ね塗りをする

黒目の上は、マスカラを重ね塗りしましょう。黒目の上をやや強調させると、目の縦幅を大きく見せることができます。末広二重は目の横幅の方が広めなので、マスカラで縦幅を出す塗り方をするとかわいい印象に仕上がりますよ。

④なりたい印象に合わせて色を変える

なりたい印象に合わせて、マスカラの色を変えてください。凛としたクールな印象なら、ブラックがおすすめです。優しい目元を演出したい時はブラウン、おしゃれな抜け感がが欲しい場合はネイビーが良いですよ。

まつげが多くて長い人やナチュラルメイクをしたい時は、クリアマスカラを使いましょう。末広二重のラインを際立たせて、上品な目元になりますよ。