
▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
プロパンガス料金が高い理由
プロパンガスの料金は、都市ガスよりも高めに設定されることが一般的です。料金が高い理由として、以下などの要因が挙げられます。
・自由料金制
・配送コストの高さ
・維持管理コストの負担
プロパンガスは自由料金制を採用しているため、事業者が独自に料金を設定できます。そのため、事業者の判断で自由に値上げが可能です。例えば、原油価格の上昇を理由に料金を引き上げた場合でも、原油価格が下がった後にその料金が据え置かれることもあります。
また、ガスボンベの配送費用や維持管理にかかるコストが発生するため、都市ガスよりも料金が高くなる傾向にあります。
一人暮らしのガス代の平均
次に、一人暮らしのガス代の平均も確認してみましょう。
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2023年」によると、一人暮らしのガス代の平均は月3359円です。この金額には都市ガスも含まれるため、プロパンガスの平均料金と比べて低めの水準となっています。
また、一般社団法人プロパンガス料金適正化協会によると、一人暮らしの場合、冬のLPガス代の平均価格は7400円前後(基本料金込み)とのことです。したがって、ガス料金が1万円を超えるのは高いと考えられるでしょう。なお、冬のLPガス料金は夏の平均価格から約1.6~1.8倍が目安となるそうです。