「プロパンガス」の物件に一人暮らしをしています。冬のガス料金が「1万円」を超えるのは普通なのでしょうか?
プロパンガスが都市ガスより高いことはよく知られていますが、実際に高いガス代が請求されると、その料金が適正かどうか、周りと比べてどうなのかが気になるでしょう。一般的なプロパンガス料金を把握することで、自宅のガス代が高いのか適正かどうかを判断しやすくなります。   本記事では、プロパンガス料金が高い理由や平均について解説します。また、プロパンガス料金を節約する方法についても紹介していきます。

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プロパンガス料金が高い理由

プロパンガスの料金は、都市ガスよりも高めに設定されることが一般的です。料金が高い理由として、以下などの要因が挙げられます。

・自由料金制
 
・配送コストの高さ
 
・維持管理コストの負担

プロパンガスは自由料金制を採用しているため、事業者が独自に料金を設定できます。そのため、事業者の判断で自由に値上げが可能です。例えば、原油価格の上昇を理由に料金を引き上げた場合でも、原油価格が下がった後にその料金が据え置かれることもあります。
 
また、ガスボンベの配送費用や維持管理にかかるコストが発生するため、都市ガスよりも料金が高くなる傾向にあります。
 

一人暮らしのガス代の平均

次に、一人暮らしのガス代の平均も確認してみましょう。
 
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2023年」によると、一人暮らしのガス代の平均は月3359円です。この金額には都市ガスも含まれるため、プロパンガスの平均料金と比べて低めの水準となっています。
 
また、一般社団法人プロパンガス料金適正化協会によると、一人暮らしの場合、冬のLPガス代の平均価格は7400円前後(基本料金込み)とのことです。したがって、ガス料金が1万円を超えるのは高いと考えられるでしょう。なお、冬のLPガス料金は夏の平均価格から約1.6~1.8倍が目安となるそうです。
 

プロパンガスの料金を節約する方法