
▼住宅ローンは「繰上げ返済」すべき? メリットについて解説
退職金の手取り額はどのように計算するのか?
給与・賞与の手取り額は、以下のように計算します。
・給与・賞与の手取り収入 = 給与・賞与などの収入金額-(社会保険料 + 所得税額 + 復興特別所得税額 + 住民税額)
しかし、退職金の手取り額の計算は給与・賞与とは異なり、社会保険料を差し引かずに計算します。つまり、退職金の手取り額は、以下のように計算しすることになります。
・退職金の手取り額 = 退職手当などの収入金額 -(所得税額 + 復興特別所得税額 + 住民税額)
退職金(退職所得)は分離課税ですので、他の所得と合算せず、単独で税金を計算します。所得税額・復興特別所得税額・住民税額は、それぞれ以下の計算式により算出します。
●所得税額 = 退職所得の金額 × 所得税の税率
●復興特別所得税額 = 所得税額 × 2.1%
●住民税額 = 退職所得の金額 × 10%
所得税額・住民税額の計算の基礎となる「退職所得の金額」は、原則として以下のように計算します。
・退職所得の金額 =(退職手当などの収入金額 - 退職所得控除額)× 1/2
「退職所得控除額」は、以下のように計算します。