転勤により夫婦ともに車が必要になりそうです。車を「2台所有」するとどのくらいのコストがかかるのでしょうか?
地方は都心部に比べて公共交通機関が発達していないケースが多く、車に頼らざるを得ない場合も少なくありません。夫婦共働きの場合は1世帯で2台必要となることもありますが、その場合は車にかかるコストも約2倍になります。   そこで本記事では、車を2台所有した場合のコストについて解説していきます。

▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!

車1台あたりにかかるコスト

毎日の通勤に車を使うのであれば、ある程度耐久性があり燃費もよいコンパクトカーを念頭に置くとよいでしょう。軽自動車はコストの面では有利ですが、毎日通勤に使う場合は耐久性や安全性に不安が残るからです。
 
通勤距離がそれほどでもない場合は、軽自動車を検討しても問題はないでしょう。その場合、コストはコンパクトカーより下がる可能性が高いです。
 
ここでは、車所有にかかるコストについて計算していきます。

 

車両購入時にかかる費用

車を購入する場合は、車両本体価格以外に以下の諸費用がかかります。なお、車両本体価格は200万円(重量1トン以下、排気量1リットル超)を想定しています。
 

・消費税……20万円(車両本体価格の10%)
・自賠責保険料……2万3690円(36ヶ月)
・自動車税……年3万500円(3年自家用、エコカー外)
・環境性能割(旧自動車取得税)……6万円(本体価格の3%)
・自動車重量税……3万6900円(3年)
・合計……35万1090円

 
上記の費用は法定費用と呼ばれており、購入後にまとめて支払います。なお、初回車検までの3年間の費用金額で、メンテナンス費用は含まれていません。
 
年間の負担額に換算すると以下のとおりです。
 

◆購入年度のみの負担……26万円(消費税、環境性能割)
◆年負担額……約3万300円