暖房をつけたまま寝ると、乾燥して朝「喉が痛く」なります。寝ている間の乾燥を防ぐための、手軽でお得な対策方法はありますか?
冬の朝目が覚めると、喉が乾燥して痛み、不快な思いをしたことがある人は多いでしょう。暖房で部屋の温度が上がると、どうしても空気が乾燥してしまいます。乾燥を和らげて喉を守るにはどうすればよいのでしょうか。   本記事では、暖房による喉の乾燥を防ぎ、なおかつ電気代の節約にもなるお得な方法を大きく2つに分けて紹介します。

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部屋を加湿すると喉の乾燥と同時に電気代の節約もできる!

 
暖房によって部屋が乾燥しすぎるのを防ぐ一番の近道は、加湿器などを導入して部屋の湿度を上げることです。
 
部屋を適度に加湿すると、乾燥で喉を痛めにくくなるだけではありません。寒い冬でも体感温度が上がり、エアコンの設定温度をいつもより下げても過ごしやすくなる効果も期待できます。
 
エアコンの運転コストは気温と設定温度との差が大きいほど高くなるため、設定温度を下げられれば電気代の節約にもつながるでしょう。
 

部屋の加湿で電気代はどのくらい節約できる?

 
部屋の湿度が上がることで期待できる、電気代の削減効果はどのくらいなのでしょうか。
 
部屋の広さなどの条件にもよりますが、部屋の湿度が20%上昇すると、エアコンの設定温度を1℃下げても体感温度はほとんど変わらないというデータがあります。経済産業省の省エネポータルサイト「家庭向け省エネ関連情報」によると、外気温度が6℃のときに、2.2kW(およそ6畳用)のエアコンの暖房設定温度を21℃から20℃に1℃下げると、1日当たり9時間使用する場合、年間電気53.08kWh、電気代約1650円 の節約になる試算です。(※エアコンの性能や電気の契約内容などにより、実際の節約効果には差があります)
 
また、設定温度の下げ幅が大きいほど、より大きな節約効果が見込めます。
 

簡単で大きなコストをかけずにできる部屋の加湿方法は?