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私立高校の特待生制度の概要とメリット
私立高校の特待生制度とは、高校が独自に定めた条件を満たした場合、入学金や授業料など就学にかかる費用が一部、あるいは全額免除になる制度です。
特待生制度の内容は私立高校によって異なります。入試で一定以上の成績を獲得した生徒が特待生となるケースが多いですが、中学の内申点や成績によって特待生になれるケースもあります。
なお、特待生になった場合は、高校在学中も優秀な成績をキープし続けなければなりません。学校によっては成績が一定の基準を下回ったら特待生から外れる場合もあります。
特待生制度を利用したい場合は、志望校の条件をよく確認しておきましょう。なお、特待生になれるのは学年で数名が一般的です。高校によっては狭き門になる可能性があります。
なお、特待生制度はすべての私立高校が設けているわけではありません。高校によっては特待生制度を設けていないところもあります。
特待生制度を使わない場合に必要な私立高校の学費
文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、私立高校にかかる学習費総額は、1年あたり約103万円です。この費用には、授業料のほか通学費用や入学金、教材費などすべてが含まれています。
通う学校によってはさらに費用を抑えられるケースもあれば、平均より高額になるケースもあるでしょう。平均額がかかった場合、3年間で約330万円が必要です。子どもが複数いて全員私立高校に進学した場合、数百万円かかるケースもあるでしょう。