妻は最低でも「1時間」はお湯につかります。わが家のガス代が「1万円」を超えたのですが、長風呂が原因でしょうか?
心身ともにリラックスできるお風呂。中には追い焚きをしながら長風呂をする方もいるでしょう。そんな生活を続けていると心配になるのが、ガス代です。   本記事では、毎日追い焚きをしながら長風呂したときの1ヶ月の水道代・ガス代や、ガス代をおさえる方法などを解説します。

▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較

お風呂に毎日1時間つかる場合、水道代とガス代はいくらかかる?

入浴中に1回追い焚きしながら毎日1時間つかることを想定して、1ヶ月(30日)の水道代とガス代を計算してみましょう。ここでは、お風呂の容量を200リットル、水温を20度から40度まで沸かすとします。
 

水道代

水道代の単価を1リットル当たり0.24円とすると、容量200リットルのお風呂をためるときの水道代は200リットル×0.24円=48円です。これを1ヶ月続けると、水道代は48円×30日=1440円かかることが分かります。
 

ガス代

ガス代は「水温差×水量÷(熱効率×発熱量)×ガス代単価」で求められます。ここでは、熱効率80%、発熱量は都市ガスの発熱量である1万750キロカロリー/立方メートルとします。また、ガス代単価は、東京ガス株式会社の東京地区等一般契約料金の2025年1月検針分(A表)より176.40円/立方メートルとします。
 
なお、追い焚きにかかるガス代は、3度下がったお湯の温度を元に戻すことを想定して計算します。これらの条件で、お風呂を1回ためるときと追い焚きするときにかかるガス代を計算すると、以下のようになります。


・お風呂:20度×200リットル÷(0.8×1万750キロカロリー/立方メートル)×176.40円/立方メートル=約82.05円
・追い焚き:3度×200リットル÷(0.8×1万750キロカロリー/立方メートル)×176.40円/立方メートル=約12.31円